泉質について

 液性の分類

湧出時のpH値により鉱泉の液性を以下のように分類できる酸性:pH3未満 弱酸性:pH3以上pH6未満 中性:pH6以上pH7.5未満 弱アルカリ性:pH7.5以上8.5未満 アルカリ性:pH8.5以上

 鉱泉の分類

鉱泉の泉温(温泉を採取した時の温度)は以下のように分類できる冷鉱泉:25℃未満低温泉:25℃以上34℃未満温 泉 :34℃以上42℃未満高温泉:42℃以上

 放射能泉

掲示用新泉質名:放射能泉旧泉質名:放射能泉新泉質名:単純弱放射能泉 単純放射能泉 含弱放射能-○-○泉 含放射能-○-○泉温泉水1kgの中にラドンを30(1/10.000.000.000キュリー単位)以上含有しているものを指している。放射能というと人体に悪影響を及ぼす…

 酸性泉

掲示用新泉質名:酸性泉旧泉質名:単純酸性泉新泉質名:単純酸性泉温泉水の中に多量の水素イオンを含有しているものをさしている。多くの場合は遊離の硫酸や塩酸の形で含まれ、強い酸性を示し、湯が肌に染みるほど刺激が強いので入浴後は真水で洗い流す事で…

 硫黄泉

掲示用新泉質名:硫黄泉旧泉質名①硫黄泉 ②硫化水素泉新泉質名:①硫黄泉 ②硫黄泉(硫化水素型)温泉水1kg中に総硫黄2㎎以上含有するものを指す。単純硫黄型と硫化水素型に大別され、わが国では比較的多い泉質である。タマゴの腐敗臭に似た独特の臭いは硫化…

 含アルミニウム泉

掲示用新泉質名:含.アルミニウム泉旧泉質名:含.明礬・録礬泉など新泉質名:アルミニウム・鉄(Ⅱ)-硫酸塩泉 含鉄(Ⅱ)-アルミニウム-硫酸塩泉温泉水1kg中に含有成分が1g以上あり、陰イオンとして硫酸イオン、陽イオンとしてアルミニウムを主成分とする…

 含鉄泉

掲示用新泉質名:含鉄泉旧泉質名:①鉄泉 ②炭酸鉄泉 ③明礬泉新泉質名:①鉄泉 ②鉄(Ⅱ)-炭酸水素塩泉 ③鉄(Ⅱ)-硫酸塩泉温泉水1kg中に総鉄イオン(鉄Ⅱまたは鉄Ⅲ)を20㎎以上含有するものを指している。陰イオンによって炭酸水素型と硫酸塩型に分類される。…

 硫酸塩泉

掲示用新泉質名:硫酸塩泉旧泉質名:①純硫酸塩泉 ②正苦味泉 ③芒硝泉 ④石膏泉新泉質名:①硫酸塩泉 ②マグネシウム-硫酸塩泉 ③ナトリウム-硫酸塩泉 ④カルシウム-硫酸塩泉温泉水1kg中に含有成分が1g以上あり、陰イオンの主成分が硫酸イオンの者を指している。…

 塩化物泉

掲示用新泉質名:塩化物泉旧泉質名:食塩泉ナトリウム-塩化物泉温泉水1kg中に含有成分が1g以上あり、陰イオンの主成分が塩素イオンのものを指している。陽イオンの主成分により、ナトリウム-塩化物泉・カルシウム-塩化物泉・マグネシウム-塩化物泉などに分…

 炭酸水素塩泉

掲示用新泉質名:炭酸水素塩泉旧泉質名:①重炭酸土類泉 ②重曹泉新泉質名:①カルシウム(マグネシウム)-炭酸水素塩泉 ②ナトリウム炭酸水素塩泉温泉水1kg中に含有成分が1g以上あり、陰イオンの主成分が炭酸水素イオンのものを指している。陽イオンの主成分…

 二酸化炭素泉

掲示用新泉質名:二酸化炭素泉旧泉質名:単純炭酸泉新泉質名:単純二酸化炭素泉温泉水1kg中に遊離炭素1g以上のものを指している。低温のものや冷泉が多く温度が低いのが特徴だが、炭酸ガスが血液の循環を浴するので湯上りはポカポカである。入湯すると全身…

 単純温泉

掲示用新泉質名:単純温泉旧泉質名:単純泉新泉質名:単純温泉 アルカリ性単純温泉源泉温度が25℃以上で温泉水1kg中の遊離炭素・塩分・その他の固形成分が1g以下のものを指している。またpHが8.5以上のものをアルカリ性単純温泉と呼んでいる。単純温…

泉質はお湯に含まれている成分の含有量によって異なった名前がつけられており、改正を重ねて現在は9〜11種類に分類されているが、注意すべき点は、実際には色んな成分が含まれていて、中には泉質を特定できない温泉も存在するほど。また温泉地に複数の泉…