含鉄泉

掲示用新泉質名:含鉄泉
旧泉質名:①鉄泉
       ②炭酸鉄泉
       ③明礬泉
新泉質名:①鉄泉
       ②鉄(Ⅱ)-炭酸水素塩泉
       ③鉄(Ⅱ)-硫酸塩泉

温泉水1kg中に総鉄イオン(鉄Ⅱまたは鉄Ⅲ)を20㎎以上含有するものを指している。陰イオンによって炭酸水素型と硫酸塩型に分類される。
温泉が湧出した時は無色透明だが空気に触れると次第に鉄の酸化が進み赤褐色になる特徴がある。また鉄の含有量が10mgに達していない場合などは炭酸水素沿線や硫酸塩泉などに分類されるが、鉄の酸化によって温泉水は含鉄泉と同様に赤褐色や茶褐色になる。
血液に欠かせない鉄分を主成分にしているため浴用・飲用あわせると貧血・慢性消化器病・痔などに効果があり、浴用効果は月経困難症・筋/関節痛・更年期障害・慢性皮膚病などによい。
但し、強酸性の鉄泉は乾燥肌の人には向かないので注意。また飲泉後にお茶やコーヒー、紅茶を飲むと担任と鉄が結びついて『お歯黒』状態になってしまうので注意が必要。