蟹場温泉

泉質:硫黄泉・炭酸水素塩泉

JR田沢湖駅からバスに乗って40分ぐらい。終点で降りてそこから徒歩数分のところにあってある意味乳頭温泉郷の中では結構奥まったところにあるかも。宿そのものは民宿というか保養所というか・・・スキー場の宿ってこんな感じ(10年ほど前までしかスキーも言ってないので様変わりしてると思うのですが)と思わせるたたずまい。実際にスキー場も近くにあるので、そういう時用の対応もしているんだろうけど・・・
部屋はほんとにシンプル・・・
私たちは一応トイレ付きの部屋を選んだのだけど、靴を脱いで板間の洗面台がありその隣りにトイレ、そして襖を空けたら6畳一間といった感じの部屋が・・・
到着してすぐに私たちは宿を出て、あちらこちらの立寄り湯に直行。
もともと私たちは2泊3日で宿泊先も含めて7つの宿の露天に行く予定で旅行しているから、宿についてのんびり何てしていられない(笑)
どっちにしても蟹場の露天も同じような立寄り客でいっぱいだろうから、私たちは立寄り客が入れなくなる時間を待って宿泊先であるここのお湯を堪能する事に。
夜ご飯も済ませ、10人ぐらいの小団体がいたんだけど、そういう人達ももう既に寝てしまっただろうという時間帯に露天のほうへ直行。
露天は宿から外に出て(専用扉がある)、そこから林の中の石段をちょっと降りたところにある。外灯が殆どないので、かなり暗く、暗くて木の多いところを歩くのが苦手な私にはかなり大変な所。けれど、露天を見てそんな怖さも激減(多少怖かった)!
沢のせせらぎをききながら野天のお風呂は最高。天気がそれ程よくはなかったので空は見えなかったけど、きっと晴れていたら星空を眺める事が出来たんだろうなぁ〜って思うような所だった。
私たちが露天に付いた時には先客のカップルが一組いたけれど、露天風呂自体が結構広いのでそんなに気にならない。先客は明かりの下にいたので、私たちは少し離れた明かりのある所で入浴。脱衣所は男女別になっているけれど、出たところから混浴になっていたから暗いのが苦手な私も脱衣所の中はある程度の明かりがあったので助かった♪
お湯はそれ程やわらかくはないが、なんだか済んだ色をしたお湯だった。少し熱めかなと感じたけれどすぐそばを川(沢?)が流れているので、湯船から出ているところはひんやりしていて気持ちいい。
結構長い間肩まで浸かったり、足だけ使ったりしながら時間が経つのも忘れてのんびりしていた。途中で宿泊していたおじさんが一人入ってこられたんだけれど、その頃には私たち自身かなり茹であがっていたので、先に上がり部屋に戻る事に。
内湯もあるんだけど、内湯に行くには露天から宿の中を通って反対のところにあるので同時に入ることは出来ず、私たちは露天だけを堪能する事に決め、その日は就寝。
翌朝朝食後に露天風呂へ。朝は朝で空気がおいしいって言うか・・・。なんともいえないすがすがしい気持ちで湯に浸かる事が出来た。日があるのとないのとではお湯の感じが違う気がした・・・気のせいかな?