山田屋

泉質:酸性-ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩泉

関東に異動してきて・・・と言うより、我が家の家庭環境が多少複雑だった為、両親との旅行は初めて。折角関東にいるから私の住む家からある程度楽に行けるところを候補に挙げての旅行。
どうせなら伊豆とか箱根とかに行こうって言う話になって、私と父で検索。電車で行く予定なので、ある程度リサーチして父にそのURLを送り、相談して山田屋さんに決定。
決定した理由は・・・露天風呂の雰囲気かな?数寄屋造りの壁を背に箱根の山々を一望できる露天。男性用露天はどういう風かしらないけど、女性用は桧(?)の樽のようなお風呂と岩で出来た露天があり、どちらもこじんまりしてるけど湯温も丁度良くて、ゆっくりできる所。また限定プランなんかもあったので、それを利用できた事かな?
この宿のオーナーはちょっと愛想なかったけど、番頭さん(時代錯誤な言い方)が非常に愛想が良くて、凄く人柄が出てた。チェックアウトした時に宿の玄関先で写真を取ろうとしていると、その番頭さん(?)が丁度外にいらしたので、家族の写真を取って貰い・・・
その後、オーナーさんも出てこられたので「いいチャンス」とばかり、そのオーナーさんにカメラを託しその番頭さんも一緒に写真を撮る事に。オーナーさんは何で私が撮られる側じゃなくて撮る側に・・・って顔してたけど、私たちからしてみれば、ふんぞり返ったような態度に見えたオーナーよりもいつも笑顔で対応して下さった人のほうが旅の思い出にはなるし(笑)
その後、ロープーウェイで途中まで降りてどこか散策しようかとロープーウェイ乗り場近くに行くと、白タク(って言うのかな?)が○○円で回りますよ〜と言い寄ってきた。一つ一つ自分たちで電車やバスを乗り継ぐのも面倒だし、ある程度値引してくれそうだったって言うのもあって、そのおじさんにお願いする事に。友達どうしでの旅なら絶対に断ってたけど、両親が一緒だから完全にお任せ。父の外見が怖かったのか多少は安くしてくれたんじゃなかろうか???
その白タクで大涌谷に行って散策したり黒たまごを買ったり、旧箱根街道を見て回ったり・・・街道傍の茶店に寄って貰ったり、公共交通手段を使ったらもっと時間がかかっただろうなと言うところを一つ一つ回ってくれた。
途中で寄木細工のお店に立ち寄り、作業工程を見せてもらったり・・・一つひとつ細かい作業の繰り返しで、お爺さんが一生懸命作っていらっしゃった。そこで見かけたひとつのカラクリ箪笥に一目ぼれした私。ちょっと早いけどって結婚祝いに両親からプレゼントしてもらっちゃいました。
その箪笥はこの引き出しを開けないと次の引き出しが開かなかったり、引き戸の奥に隠し戸があったり・・・。説明書をなくしちゃったらいずれあけれないままの引き出しが出来てしまいそうな感じなんだけど、『和』が好きで、実家にも水屋(和の食器棚っていうのかな?・・・ひょっとしたら方言かも)があったりして結構そういうものに親しみがあるから気に入ったのかも。
購入した後帰路につ痛んだけど、お土産屋さんとかにも寄りますかって話があったけど、私たちは特に要らなかったのでそのまま小田原駅まで送ってもらった。
タクのおっちゃん達はどうやらそのお土産屋さんと提携してるみたいだったけど、別に観光バスのルート内に入っているようなおみやげ物屋さんに行きたいと思ってるわけではなかったし・・・
小田原から普通にJRに乗って帰宅。後にも先にもこの3人で旅行をするのは初めて。
帰宅して大涌谷で買った黒たまごを食べたけど、私には硫黄の臭いがきつすぎて一口で精一杯だった(^^;
後に婆ちゃんが我が家へ遊びに来て例のカラクリ箪笥を見て「いやぁ、うちも欲しいわぁ」なんて言ってたなぁ・・・でもあげない(笑)